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代表あいさつ

代表取締役社長 平賀 督基 Masaki Hilaga代表取締役社長 平賀 督基 Masaki Hilaga

株式会社モルフォは2024年5月に創立20周年を迎えました。これもひとえにステークホルダーの皆様からの格別のご支援、ご愛顧の賜物と心より感謝申し上げます。
急激な時代の変革の中で、私たちの身の回りのテクノロジーは目まぐるしい速度で発展を遂げました。コンピュータサイエンスは実学であるという信念をもとに、未来に対してイノベーションを起こし続けること、それが私たちの使命であるという考えは創立時から変わりません。
私たちのイメージングテクノロジーは、2006年に携帯電話『N902iS』への提供から始まり、日本国内と世界の5拠点を中心に40億台のライセンスを獲得するまでに広がりました。そして、画像認識やAI技術は、自動運転技術への応用、スマートシティやDXの実現にも活用の幅を広げています。
これまで、どうすればもっと人々に感動してもらえるかを考え、挑戦を続けてきました。20年の長きにわたり、皆様と共に歩んできたこの道を次の時代に繋げるため、これからも挑戦を止めることなく、より良い未来と社会を築くために努力し続けてまいります。

沿革

創立20周年記念イベント開催レポート

創立20周年を記念し、モルフォとゆかりのある東京大学の伊藤国際学術研究センター 伊藤謝恩ホールにて記念イベントを開催しました。

第一部では、様々な業界からゲストスピーカーをお招きし、基調講演やパネルディスカッションにおいて、天文学、経営論、生成AIをテーマにお話いただきました。
第二部では、モルフォ社員がアイデアやビジョンを自由に実現していくテクノロジー主導型のプロダクト開発プロジェクトチームにより、開発中のプロダクトについてプレゼンテーションを行いました。

【第一部】

  1. 基調講演:東京大学大学院理学系研究科天文学専攻 藤井 通子准教授


    (写真)藤井 通子氏

    「大規模数値シミュレーションにおけるAIの活用」をテーマに講演いただきました。銀河シミュレーションは、星などを粒子で表現し、その運動等を計算し、時間発展させることで再現しています。ただし、扱う時間・空間スケールは幅広く、小さな領域で短時間に変化する部分のシミュレーションが課題となっており、それを解決するためにAIを活用した大規模数値シミュレーションに挑戦されています。


  2. パネルディスカッション A:東大理系社長が語るベンチャー経営論


    [パネリスト]

    atama plus株式会社 代表取締役CEO 稲田 大輔 氏

    株式会社アクセルスペース 代表取締役CEO 中村 友哉 氏

    株式会社モルフォ 代表取締役CEO 平賀 督基


    [モデレーター]

    株式会社インヴィニオ取締役/オフィスTAKAI代表 高井 正美 氏


    (写真左から)高井 正美氏、稲田 大輔氏、中村 友哉氏、平賀 督基

    パネリストの3名は東京大学理系学部の卒業生で、それぞれの夢や志しを実現するために創業を決意した方々です。
    テックベンチャー創業者ならではの創業時の思いや創業の経緯、今日の成功に至るまでに乗り越えてきたこと、今後のビジョン等についてお話いただき、ベンチャー経営について理解を深めることができました。


  3. パネルディスカッション B:生成AIのDeep Impact


    [パネリスト]

    株式会社角川アスキー総合研究所 主席研究員 遠藤 諭 氏

    東京大学 生産技術研究所 特任教授 三宅 陽一郎 氏

    博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所上席研究員 森永 真弓 氏


    [モデレーター]

    code corrupter  伊藤 博文 氏


    (写真左から)伊藤 博文氏、遠藤 諭氏、三宅 陽一郎氏、森永 真弓氏

    ゲーム、メディア、広告業界で活躍されているパネリストの方々に、今、生成AIをめぐって起きていることを中心に、その活用先、ビジネスや社会への影響、個性を見出すこと等についてお話いただきました。今後、生成AIがビジネスのみならず、私たちの生活にどう影響してくるのかを、多角的な視点で考えるためのヒントを得る機会となりました。



【第二部】

テクノロジー主導型のプロダクト開発プロジェクトチーム「Metamorpho(メタモルフォ)」によるプレゼンテーション

  1. [Morpho Autonomous Photogrammetry]


    (写真)モルフォ CTO室 シニアリサーチャー 松尾 恒

    様々な用途のカメラが存在する中で、計測機器としてのカメラにフォーカスし、計測機器自体が自動的に計測すべき場所を探しに行き、計測することで、より良いセンシングシステムが実現できると考え、自動高精度点群計測技術の開発を始めました。カメラによる高精度点群生成技術とドローンによる計測の自動化を組み合わせることにより、自動高精度点群計測の実現を目指しています。建設分野等への展開を見据えて開発を進めています。

  2. [視覚障がい者の世界を広げるwearable device]


    (写真)モルフォ CTO室 プリンシパルリサーチャー 黒田 康浩

    視覚に障害のある方々が、より安全に自由に活動できる機会を増やすことを目的として、モルフォの画像処理・認識技術を活かしたカメラ搭載のwearable deviceの開発を始めました。現在は障害物検知や路面状態検知機能などの実験や検討を行っており、数年後のデバイスのリリースに向けて開発を進めています。