Embedded Vision Allianceのサイトにモルフォ製品紹介のインタビュー動画が掲載されました

組み込み機器においてコンピュータビジョン技術の普及を目指す業界団体である「Embedded Vision Alliance」のWebサイトに、モルフォ製品についての紹介動画が掲載されました。
※動画の言語は英語のため、以下に日本語で概略を紹介しています。

［動画の概略］
組み込みソフトウェアの研究開発企業として、モルフォは常に高品質な画像処理技術とAI（人工知能）を駆使した画像認識技術を提供することに注力してきました。
今年のCESでは、モルフォはホテルスイートにて、畳み込みニューラルネットワークを使用した前景と背景のセグメンテーションを行うAIベースのフェイスボケ技術や、高周波振動を補正するIMU※センサーデータを利用した最新の電子式動画手振れ補正技術『MovieSolid®』を含むモルフォの最新技術のデモを行いました。
また、AI関連技術として、世界最高速クラスの推論エンジンである『SoftNeuro™』を発表しました。これは、画像分類、物体検出、セグメンテーションなどのアプリケーションで使用できるTensorflow™、Caffe、Kerasなどのマルチプラットフォームに対応しています。
このように、モルフォはカメラの品質向上とユーザーエクスペリエンスの向上を目指して、継続して研究開発に取り組んでいます。

※IMU(Inertial Measurement Unit)とは、角速度と加速度を検出するための慣性計測装置のことです。

［動画の概略］
AIは、コンピュータビジョン業界においてますます重要になってきています。
今日、侵入者警告や異常検知、顔識別を行うAIがIPカメラなどの組み込みカメラ機器に幅広く採用されています。これに加え、カメラシーン検出、超解像、ボケ効果などの画質向上に役立つAIの新しい研究が多く行われています。
しかし、限られた計算性能とメモリ容量、電力供給制限のある組み込みデバイスでこれら計算負荷の高いAI推論タスクの実行をいかに可能にするかが課題になっています。
これに対し、モルフォではエッジ推論を高速化するソフトウェア『SoftNeuro』を開発しました。『SoftNeuro』は、Caffe、Keras、TensorFlowなどの様々なディープラーニングフレームワークによって学習させたあらゆる種類のニューラルネットワークモデルに対応します。また、ARMやIntelのCPUを含む様々なタイプのプロセッサでこれらのモデルによる推論を実行することができます。
『SoftNeuro』の主な利点は、単にフレームワークとプロセッサの違いを抽象化するだけでなく、学習モデルに対し、その機能を維持しながら、ニューラルネットワーク、メモリ使用方法などの最適化を施し、様々なモデルにおいて、あらゆるプロセッサ上で世界最高クラスの推論速度を実現します。
『SoftNeuro』は、強力なコア推論エンジンとして、画質改善や画像認識を含む様々なAIの活用を、組み込みカメラデバイス上で実現することを可能にします。

［動画の概略］
Visual SLAMは、カメラの映像をもとに自己位置の推定と三次元環境地図作成を同時に行う画像処理ソフトウェアです。
動画内では、カメラから特徴点を抽出し、マップを作成しています。この技術は、例えば、工場や倉庫内で使用する無人搬送車（AGV）などに活用することができます。
また、この技術がどのように動作するかがわかるデモを開発しました。ロボットの上にカメラを置き、この技術を使って自律的に動作させています。複数の黄色い円はカメラがとらえた特徴点を示しています。このモルフォのソフトウェアは非常に高速で動き、且つ高性能なCPUは必要ないので、組み込み機器に適しています。

■Embedded Vision Allianceについては、こちらの公式ウェブサイトをご覧ください。
https://www.embedded-vision.com

＊モルフォ、Morphoおよびモルフォロゴは株式会社モルフォの登録商標または商標です。
＊TensorFlow, the TensorFlow logo and any related marks are trademarks of Google Inc.
＊Caffe、Keras、TensorFlow™は、ディープラーニングの学習や推論を行うフレームワークです。
＊その他の会社名および製品名は、それぞれの所有企業の商標または登録商標である可能性があります。