株式会社モルフォ(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:平賀 督基、以下 モルフォ)と株式会社Qoncept(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:林 建一、以下 Qoncept)が共同で取り組む、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「宇宙探査イノベーションハブ」事業の研究成果として、特徴点が少ないシーンに対しても安定した性能を発揮するVisual SLAM技術が、小惑星探査機はやぶさ2ミッションのタッチダウン運用などに貢献することが、はやぶさ2記者説明会(8月2日開催)で報告されました。
JAXAは平成27年4月に「宇宙探査イノベーションハブ」を設立し、将来的に研究成果を宇宙探査へ応用することを目的として、地上での事業化・イノベーションハブ創出の実現性や可能性がある課題に企業・大学・研究機関と共同で取り組んでおり、昨年、資本提携関係にあるモルフォとQonceptは「テクスチャレスシーンのためのロバストなVisual SLAMの研究」を共同提案し、採択されています。SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)とは、カメラで撮影された映像から環境の3次元情報とカメラの位置姿勢を同時に推定する技術です。
■テーマ:テクスチャレスシーンのためのロバストなVisual SLAMの研究
■研究内容:Visual SLAMの動作環境をより広げるため、従来の特徴点ベースSLAMに加えて、エッジ情報や、わずかな陰影を特徴量として利用するなど、シーンごとに適する特徴を切り替えることの可能な統合型のVisual SLAMの開発
■宇宙探査イノベーションハブ事業への研究提案採択に関するプレスリリース:
https://www.morphoinc.com/news/20170901-jpr-jaxa_qoncep_morpho
■宇宙探査イノベーションハブ ウェブサイト:
http://www.ihub-tansa.jaxa.jp/index.html
Qonceptは、大阪大学発の研究開発型ベンチャー企業です。AR(拡張現実感)を中心に画像処理技術を研究レベルから実用レベルに高め、実社会に浸透させることを目的として、高い専門性と技術力を持ったメンバーが集まっています。Qonceptでは、ARのためのマーカレストラッキング、機械学習ベースのトラッキングやVisual SLAMによる自己位置同定などの独自の画像処理技術を保有し、放送、スポーツ、建築土木、ドローン、組み込み機器をはじめとした様々な分野に技術を提供しています。
所 在 地:東京都千代田区西神田3丁目8番1号 千代田ファーストビル東館12階
代 表 者:代表取締役社長 林 建一 / 博士(工学)
設 立: 2008年7月
資 本 金:20,980千円
ホームページ:
http://qoncept.co.jp/
モルフォは、「画像処理技術」の研究開発主導型企業です。高度な「画像処理技術」を組み込みソフトウェアとして、国内外のスマートフォン市場、放送局やコンテンツ配信会社を中心にグローバルに展開しています。また、カメラが捉えた画像情報をデバイスやクラウドに集約し解析する、人工知能(AI)を駆使した「画像認識技術」を、車載機器、ファクトリーオートメーション、医療分野などへ提供しています。様々なイノベーションの実現をモルフォのイメージング・テクノロジーで幅広くサポートしてまいります。
所在地:東京都千代田区西神田3丁目8番1号 千代田ファーストビル東館12階
代表者:代表取締役社長 平賀 督基(まさき)、【博士(理学)】
設 立:2004年5月26日
資本金:1,771,213千円 (2018年1月31日現在)
事業内容:画像処理技術の研究開発および製品開発ならびにライセンシング
ホームページ:
http://www.morphoinc.com/
Facebook:
https://www.facebook.com/morphoinc
株式会社Qoncept
メールアドレス:contact@qoncept.co.jp
株式会社モルフォ 広報担当
TEL:03-6673-4332 (受付時間:平日10時~18時)
お問合せURL:
http://www.morphoinc.com/contact