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深度情報を活用した動画向け電子式手ブレ補正技術

MovieSolid® 3D

「MovieSolid® 3D」(※)は、深度情報を活用することでカメラの平行移動によるシフトブレに対応した動画向け電子式手ブレ補正技術です。

主な利用シーン

  • 自動運転・車載
  • 映像制作
  • スマートフォン・タブレット
  • 船・電車・航空機
  • 自律走行車

主な機能・目的

  • 手ブレ補正

ポイント

  • 従来の動画手ブレ補正では補正しきれなかった、平行移動に対するシフトブレを補正可能
  • 専用のハードウェアや複数レンズは不要

詳細

「MovieSolid® 3D」は、主力の動画向け電子式手ブレ補正技術「MovieSolid®」に搭載されている「IMUセンサーから得られる情報をもとに、上下・左右の角度ブレや回転ブレを補正する機能」に加えて、新たに上下・左右の平行移動によるシフトブレの補正機能を搭載しました。

開発背景

一般的に動画の手ブレは、電子式手ブレ補正と光学式手ブレ補正の組合せで補正されています。 電子式手ブレ補正では主にカメラの角度ブレ・回転ブレに対する補正を行い、光学式手ブレ補正でレンズやイメージセンサーを移動させることでブレ補正を行います。 しかしながら、光学式手ブレ補正には、メカニカル的な側面から駆動領域に制限があるため、歩行時などに生じる上下移動領域に対しては補正しきれず、縦揺れが残ってしまうことがあります。

MovieSolid® 3Dの特長

「MovieSolid® 3D」は、連続するフレームの画像情報とIMUセンサー情報から深度情報を計算することで、カメラの平行移動量を推測します。その情報を活用することで、従来の動画手ブレ補正では補正しきれなかった平行移動に対するシフトブレを強力に補正し、より滑らかな動画の生成を実現します。 これにより、歩行シーンなどの上下動のある場面においても、台車付きカメラで撮影したような縦揺れのない映像が手軽に撮影可能になります。

 

※ 製品名「MovieSolid® 3D」は仮称です。

提供形態

「MovieSolid® 3D」に関する現状の開発状況については、お問い合わせください。

Webinar

画像処理やAI技術の基礎や活用のポイントなどを紹介するWebinarを開催しています。
以下より、これまでに開催したWebinarを視聴できます。