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カメラ付きフィーチャーフォンへの画像処理技術提供から始まったモルフォのビジネスは、デバイスの進化や市場の変遷、AI/ディープラーニングの実用化の波にのり、ますます活躍の場を広げています。
モルフォの技術・市場の変遷をご紹介します。
1985年にショルダーフォンが発売されてから携帯電話は進化を遂げ、1999年には世界で初めてとなるカメラ付き携帯電話が誕生しました。インターネット接続の機能と合わせることで、カメラ付き携帯電話で撮影した静止画や動画がメールで送信できるようになり、携帯電話は一気に普及していきました。
モルフォは創業した2004年に手ブレ補正ソフトウェアを開発し、ドコモ端末に採用されたことを皮切りに国内メーカーの様々な携帯電話に技術を提供しました。
2007年にApple社の「iPhone」が登場し、その後にAndroidのスマートフォンも続々と発売され、市場はフィーチャーフォンからスマートフォンの時代へと変化していきます。また、年々スマートフォンの画面が大きくなるにつれ、綺麗な写真や動画を見たい・撮影したい・SNSで共有したいという需要が高まり、各メーカーはカメラ性能を向上していきます。さらに画像処理技術の進歩によりデジタルカメラレベルのクオリティの高い撮影が可能となり、写真を撮影する端末はデジタルカメラからスマートフォンへ急速な移行がおこりました。
モルフォも様々なカメラ性能向上のニーズに対応するため、夜間でも綺麗に撮影できる技術やAIを活用した画質向上技術など、多種多様な技術を提供しています。また、2021年にはスマートフォン向け画像処理ソフトウェアの搭載ライセンス数が累計35億を突破しました。
現在カメラデバイスはスマートフォンのみならず、監視カメラやドローン、ロボットなどの、様々なデバイスへの搭載が進んでいます。モルフォはスマートフォン分野で培ってきた組み込み製品開発のノウハウを活かして、様々なAI/ディープラーニング技術を車載、製造、建設、放送、医療分野などへ提供しています。
また、AI/ディープラーニング技術の本格的な実用化やエッジデバイスの演算処理能力の向上により、これまで測定が難しかった情報の取得なども可能となり、より安心・安全・便利な社会の実現のために、イメージング・テクノロジーの役割はますます重要になってきています。
今後もモルフォが提供する、イメージング・テクノロジーの進化にご期待ください。