Sales
Joined in 2017
私は台湾出身で、大学卒業後にハードウェアメーカーのセールスからキャリアをスタートしました。ODMルート営業として性能評価から工場での量産までのプロジェクトマネジメント等を担当しました。直近の会社では顔認識ソフトウェア事業の立ち上げに参加し、ビジネスモデルの策定や年間予算の策定など事業戦略から関与しつつ、海外営業としてライセンス契約交渉も自分で行っていました。新規顧客開拓が好きで、日本のとある大手企業と取引をする為に色んなチャネルを使って300回くらいアプローチして開拓したこともあります(笑) その後、来日してモルフォに入社しました。モルフォの選考を受けたのも、引っ越し準備で日本に滞在している時でしたね。
仕事の関係で、モルフォの事は求人を見る前から知っていました。高い画像処理技術を保有していることは認識していたので、製品力について不安はありませんでした。ただこういう技術に長けている会社は営業の存在感が薄いのではないか?という若干の懸念は正直ありましたね。ただ実際に入ってみると、みんな優しくて先入観が覆りました。分からない事があったら誰に聞いてもちゃんと教えてくれます。過去に在籍していた会社は業務内容が職務要件記述書で細かく定められていたので、記載されている内容以外の事はやりたくても容易に行えませんでしたし、他の人が何をしているのかというのも見えにくかったです。
今私は中華圏のセールスを担当しています。主にはモバイルメーカーを顧客としています。COVID-19以前は海外出張は月1回位のペースで行っていました。中国は誰かの紹介が無いとなかなか新規開拓が出来ませんので、電話やDMはあまり意味が無いという特性があります。その為私は知人の伝手など色んなルートでよく開拓しています。モバイルメーカーの製品開発サイクルは年々短くなってきており、2014年や2015年頃は1年サイクルでしたが、今では約半年サイクルです。顧客の次期端末の試作機に自社ソフトウェアを組み込んでテストしてもらい、コンペで選ばれたら契約締結に入るようなイメージです。私はたまたま前職で近い業界で営業をしていたので、過去の経験を活かすことが出来ています。ただ入社した最初の頃は、製品が沢山ある中でどこから製品勉強すれば良いか戸惑ったこともありました。ただそこでもエンジニアが主力製品についてレクチャーしてくれて、後は仕事をしながら覚えていきました。
営業として重要なのは「なぜお客様はこの機能を求めていらっしゃるのか?」について、背景を含めて正しく情報をキャッチすることですね。これは社内のエンジニアに開発依頼をする時に役立ちます。また前述の通りスマートフォンは毎年進化しています。チップセット、マーケットトレンド、カメラのハードウェア設計などの変化に対応していかないといけません。それだけでなく、顧客が次に何をしようとしているのかについて先取りする必要もあります。また試作機で上手くいったものが、いざ本番環境で量産するといったタイミングで何らかの不具合が起こる可能性もあります。そういった様々な変化や突発的事象に対して適切に対応することで顧客の信頼が得られます。そういった志向をお持ちであれば、モルフォでもきっと活躍出来ると思います。